タイプ
final
D8000/D8000 Pro用イヤーパッド(ペア)
タイプ
イヤーパッドは音質に重要な役割を果たします。
一つはフィッティングの問題です。イヤーパッドと耳との間に隙間があると、低域の音圧は大きく変化し、音質に重大な影響を与えます。そのため、イヤーパッドや内部のスポンジの材質の選択が重要です。
もう一つはエージング(使用していくうちにヘッドホンの音が好ましい方向へ変化するという現象)への影響です。イヤーパッド自体が経年変化が大きな部材であることから、エージングにも大きな影響を与えます。イヤーパッドが耳に馴染むという変化は良い事ですが、大きく変化し過ぎると、好ましい音から外れていく事になります。
そうした視点と試聴、耳への心地よさに基づいて、縦にも横にも同等の伸び率を持つ事で、適度な経時変化をする素材を採用しました。
D8000標準品の通気性に優れたポリウレタン系特殊繊維製のイヤーパッド「TYPE F」と、D8000 Pro Edition標準品の肌に触れる面に東レのウルトラスエード®(※1)を採用することで、より耐久性に優れたイヤーパッド「TYPE G」、D8000 Pro Limited Edition標準品のドライな肌触りと耐久性を兼ね備えた和紙を使用した特殊な生地製のイヤーパッド「TYPE H」の3種類をご用意しています。
上記3種類のイヤーパッドには全てのD8000製品と互換性がありますので、例えばD8000に「TYPE H」のイヤーパッドを装備することも可能です。それぞれ装着感が異なることで、個人差はありますが音質に僅かに変化があります。一般的には「TYPE F」に比べ「TYPE G」の方は僅かに低音が増す場合や、「TYPE G」に比べ「TYPE H」は僅かに中高音が増す場合がありますが、顔の形状や肌への密着具合によっては逆になる場合もございます。
(※1)ウルトラスエード®は東レ株式会社の登録商標です。