DX10000 CL Collector’s Edition
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final

DX10000 CL Collector’s Edition

トゥルーダイヤモンド振動板搭載
密閉型フラッグシップヘッドホン
初回限定のコレクターズエディション

セール価格¥1,280,000
128000ポイント進呈
【ご予約受付中】2026年7月24日以降、順次お届けいたします。
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Review

レビュー

初回限定のコレクターズエディション

初回限定パッケージとして、筐体の一部にゴールドカラーをあしらい、特別な同梱品とともに桐箱に収めたコレクターズエディションをご用意しました。収納ケースとしてもご使用いただける丹後ちりめん(京都・丹後地方で織られる伝統的な絹織物)のオリジナル信玄袋(口を紐で絞る和装の手提げ袋)と、専用展示台を同梱しています。 画像名 画像名 画像名 画像名

トゥルーダイヤモンド振動板DU

ダイヤモンドは音速や硬度に優れ、振動板として最も理想的な素材といえます。特に優れた曲げ剛性が、今回目指した超低歪DU(ドライバーユニット)の実現に大きく貢献しました。 レーザー変位計で観察すると、硬質な金属の振動板でも様々な方向に変形して歪みの原因となっていますが、ダイヤモンドはその曲げ剛性によって変位が極めて小さく、入力信号に忠実な再生を可能にします。

さらにダイヤモンドは、高い剛性を持ちながら優れた内部損失(内部ダンピング)を示すという、相反する特性を兼ね備えています。 音が鳴り止んだ後も余韻のように続く不要な振動——いわゆる「鳴き(リンギング)」を発生させることなく、正確な過渡応答を可能にしています。

本製品では、シリコン上にダイヤモンドを結晶化させた後にシリコンを溶かすCVD製法(化学気相成長法。気体状の原料を化学反応させて薄膜を結晶化させる製法)でダイヤモンド振動板を製造しています。

私たちは単にダイヤモンドを使用するに留まらず、音響パーツとしてのダイヤモンドの性能を最大限に引き出すために、数々の新規設計や製造技術を開発しました。 画像名 画像名

<高い応答性能に繋がる最適形状>

本製品に採用した振動板の形状は、ダイヤモンド振動板において強度と軽量性を両立する最適解を、finalの独自研究から導き出したものです。従来のヘッドホン振動板には例を見ない急峻なドーム形状に加え、振動板外周部に円筒形のリブを設ける新構造によって、振動板開発における剛性と質量のトレードオフという問題を、高い次元で克服しています。ダイヤモンド振動板の理想的な形状を実現したことで、高剛性と軽量性を実現し、高い応答性能に繋がっています。

<新たなエッジの開発>

ダイヤモンドはその理想的な性能の反面、比重が3.5とベリリウムの約2倍あり、フィルム系のエッジでは重量負荷でローリングしてしまうという問題がありました。 また、一般的なエッジ素材では特定の周波数で共振が起こる問題も避けられません。 これらを解決するために特殊ポリウレタンを採用しました。 従来のポリウレタンには劣化しやすいというデメリットがありましたが、本モデルではその弱点を克服した素材を採用しています。 軽量かつ高い弾性・伸縮性を兼ね備え、可動性と共振抑制という相反する問題を解決しています。 画像名

<ボビン付ボイスコイルと空中配線の開発>

柔軟性の高いエッジによって支えられている振動板をスムーズなピストンモーションへ導くために、通常は接着剤によって固められるボイスコイルの設計を見直し、軽量かつ高強度なポリイミド製ボビン付きコイルを採用しました。ボビンがコイルに高い剛性を与えることで、振動系の動きに負けることなく力を正確に伝達し、振動板のピストンモーション精度を高めます。

しかし、可動部の機械的対称性が保たれていなければ、正確な駆動力も意味をなしません。従来の設計ではボイスコイルのリード線2本を一箇所に纏めて引き出しエッジ裏面に直接接着するため、重量分布の非対称性が生じ、エッジ本来の伸縮が物理的に制限されます。大振幅時にはこの不均衡がダイヤモンドドームの傾きやローリングを引き起こし、機械的歪みの原因となります。

この問題を解決するために、ボイスコイルのリード線を空中に浮かせたまま直接端子へ配線する空中配線構造を採用しました。 エッジからリード線を完全に切り離すことで、振動板が純粋なピストンモーションで駆動できる条件を整えています。
この問題を解決するために、ボイスコイルのリード線を空中に浮かせたまま直接端子へ配線する空中配線構造を採用しました。エッジからリード線を完全に切り離すことで、振動板が純粋なピストンモーションで駆動できる条件を整えています。 空中配線における長年の課題は耐久性です。中空に浮いたリード線は繰り返しの振動によって断線しやすく、設計上の難点とされてきました。これを克服するために、リード線には引張強度と耐屈曲疲労性を大幅に向上させた高強度特殊アルミ合金線を新たに開発し採用しています。 画像名

<ダイヤモンドを支えるそのほかの設計>

ダイヤモンド振動板の性能を引き出すためには、磁気回路と内部音響に関わる多くの変数を精密にコントロールする必要がありました。 DU設計の最終段階は、音質を損なう不可視の要因を一切排除する、設計思想によって完成しています。

■ N55ネオジム磁石
高い制御力を維持するため、最高グレードであるN55ネオジム磁石を採用しています。超高密度の磁束により、ダイヤモンドドームを瞬時に動作させることで良好な過渡応答を実現すると同時に、高い制動力によって素早い音の立ち下がりを可能にします。

■ アルミショートリング
DUの磁気回路内にはハイエンドスピーカーにも採用されるショートリングを組み込んでいます。このリングが発生する逆方向の渦電流がボイスコイルの誘導インダクタンスを打ち消し、磁場を安定させます。結果として、振幅の大きい低域再生においても、歪みを大幅に低減させます。

■ DU内部ダンピングシステム
ドライバー背面の音響空間内では、背面から放射される音波が反射し、ドライバーの音質に影響を及ぼします。この共振による影響を低減するために、精密に成形された高性能吸音材をダイヤモンドドーム直下に配置する専用ダンピングシステムを構築しました。これによりDU内部で発生する共振を大幅に抑制しています。 画像名


剛性と密閉性を兼ね備えた筐体

ハイエンドスピーカーでは、不要な振動や共振を排除するために、エンクロージャー(スピーカーの筐体)の剛性を徹底的に高める設計が常識とされています。 そして高い剛性は、もうひとつの重要な要素である気密性を支える土台でもあります。筐体がわずかでもたわめば接合部に隙間が生じ、緻密に設計された内部の空気のふるまいが崩れてしまうからです。

この思想は、密閉型ヘッドホンにこそ当てはまります。 密閉型ヘッドホンの音質は、ハウジング(振動板やドライバーユニットを収める筐体部分)内部の気密性を完全にコントロールできているかどうかに大きく左右され、組み立て時のわずかな空気漏れであっても音質に大きな影響を及ぼします。

そうしたなかでfinalは、ハイエンドスピーカーの設計思想をヘッドホンに取り入れることにより、剛性と気密性を両立した筐体設計を実現しました。

<金属切削による高剛性・軽量筐体>

剛性と軽量性を両立するハウジングには、急角度の面や複雑な幾何学形状が必要となり、従来の3軸CNC加工では実現できません。 そこで、より加工自由度の高い5軸CNCでアルミマグネシウム合金を精緻に切削加工し、音響設計に必要な寸法精度と剛性を確保しています。 また内部には、剛性を維持しながら軽量化するための切削を施しています。その際に生じる空間の影響で不要な共振が発生するため、切削箇所に音響調整材を充填することで、軽量化と内部反響の制御を同時に実現しました。 画像名 画像名

<精細な音色を実現する専用イヤーパッド設計>

密閉型ヘッドホンで多く採用される、イヤーパッドまで密閉する完全密閉構造では低域が過剰に上昇するため、音のバランスを保つには高域も引き上げる必要が生じます。本製品で目指した精細なサウンドには、滑らかなカーブでバランスを取る音圧周波数特性が必須でした。
ウルトラスエード®(高密度に絡み合わせたや超極細繊維で作られた人工スエード素材)は、その繊維構造が持つ微細な通気性によって、わずかに空気を逃がしながらも音響的なシールを維持できる素材です。この特性こそが、本製品の求める音圧周波数特性を可能にしました。このウルトラスエード®に、パッド内の容積と装着感を担保できる発泡素材を組み合わせ、専用イヤーパッドを製作しています。 画像名

<12点貫通締結による高剛性・高気密構造>

筐体の締結には、アウターハウジングからイヤーパッドを固定するフロントプレートまでを12本のネジで貫通締結する独自設計を採用しています。 接着剤を一切使用しないこの設計は、均一で強力な締め付け力を筐体全体に作用させ、高い剛性と気密性を両立しています。 画像名

長期的な使用のための修理可能な構造

本製品は、接着剤を使用しないネジによる締結構造を採用しているため、筐体の分解・再組み立てが可能です。気密精度と製造品質のために導き出したこの構造は、そのまま長期使用における修理性にも直結しています。消耗部品の交換や、万が一の際のサービス対応にも応えられることが、製品を長く使い続けるための基盤となっています。 画像名


finalオリジナル2種の「シルバーコートケーブル」

スーパーコンピュータ「京」向けケーブルの開発・製造でも名高い潤工社との共同開発品です。線材には、潤工社がジュンフロンブランドとして長年培ってきたノウハウを結集した、シルバーコートOFC線(無酸素銅。純度を高め音質劣化の要因となる酸素を除去した銅線)を採用しています。銀コート導体が持つ高い導電性と、誘電特性を最適化した絶縁材の組み合わせにより、信号損失を最小化しながらオーディオ信号の純度を高次元で維持します。

4.4mm/1.5mケーブルには、従来のPFA(フッ素樹脂の一種)よりも低い誘電率(低いほど信号への影響が少ない値)を持つePTFE(発泡フッ素樹脂)を絶縁被膜に採用しました。4XLR/3mケーブルには、長尺時にも低い抵抗値を実現する断面積の大きな導体を用いています。被覆には、長尺での取り回しに耐える強度の高いPFAを使用しています。 画像名 画像名


2種類の変換アダプターを同梱

4XLR to 6.3mm、4.4mm to 6.3mmの変換アダプターを同梱しました。 画像名 画像名


丹後ちりめんオリジナル信玄袋

1931年創業の和装用白生地シルクメーカー「伊と幸」に別注した専用信玄袋を同梱。丹後ちりめんを墨黒色に染め、「金通し」を施したオリジナルの絹織物生地に、濃紫色の正絹生地を合わせました。
※コレクターズエディションのみの特別同梱品 画像名


アルミ削り出し専用ヘッドホンスタンド

DX10000 CL専用のオリジナルヘッドホンスタンド。
コンパクトながら、ハウジングが引き立つディスプレイが可能です。

※コレクターズエディションのみの特別同梱品です。 画像名