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ZE8000 MK2
ZE8000 MK2では、初期モデルであるZE8000でfinalが初めて提案した「8K SOUND*1」を更に進化させ、微細な音でも鮮明に8K SOUNDを感じることができるようになりました。さらに、ハードウェアとソフトウェアの両面を改良することで、SN比*2が向上し、楽曲のディテールや音楽的なニュアンスを最大限に引き出すことができるようになりました。
その進化を、最も具体的に簡潔にお伝えする例えとして、ZE8000 MK2は「オーケストラに没入できるイヤホン」と私達は考えます。
従来のイヤホンでは、特定の周波数にピーク(強調)を持たせるような音質設計がなされていることが多く、オーケストラのように、異なる音色を有する多数の楽器で構成された音源は、本来作曲家や演奏家が意図した通りに再現できないという課題が少なからずありました。
ZE8000 MK2では、極めてフラットな音質特性を持つ8K SOUNDにより、各楽器間のバランスを損なうことなく、楽器独自の音色を忠実に再現できます。目を閉じると、コンサートホールのステージ上にオーケストラが広がって聴こえるような没入感をご体感いただけます。
例としてオーケストラを引用させていただきましたが、多くの楽器のバランスを忠実かつ鮮明に再現できるということは、ジャズ、ロック、ポップスなど、あらゆるジャンルの音楽においても、各楽器音やボーカルを、録音されたままのバランスや音色で再生できるということにもなります。
その他、初期モデルに対しZE8000 MK2は、内部構造の改良・新設計「シールドフィン」付きイヤーピース・アクティブノイズキャンセリングのアルゴリズムの見直しにより遮音性能が32%向上。また、風吹かれ音に対するノイズ耐性も高まりました。加えて、最大音量も5dB向上し、より好みの音量で聴きやすくなりました。
新しくなったZE8000 MK2は、ワイヤレスイヤホンを選択する基準は「音」だという方に、自信を持っておすすめできる製品です。
*1 「8K SOUND」・・・音楽を超高精細に表現する物理特性を採用した音質設計のこと。
*2 SN比・・・信号(Signal)とノイズ(Noise)の比率を表す指標のこと。SNが向上すると、音楽信号がよりクリアに聞こえ、再生音とは関係の無いノイズが低減されます。
8K SOUNDとは
8Kとは次世代映像規格の名称です。8Kの映像は人物の肌の質感まで見えるほどの高精細な情報を映し出します。従来の規格では輪郭を強調させるといった処理により高精細に感じさせる演出がされていましたが、8K映像では現行規格の16倍にもなる高画素数により圧倒的な情報量で映像のクオリティを上げ、演出を不要にしています。
音質チューニングも同様で、高域を強調して解像感を演出する、或いは低域を強調することで迫力を出すといった手法が一般的でした。しかし8K SOUNDは、音の情報量を徹底的に高めることで、本来の音の質感をそのまま感じとることができます。この新しいサウンドは誰もが体感できる新しい音楽体験です。ただし初めて体験した時には順応が必要な場合があります。8K映像を初めて見たときと同様で、全てが高精細であると、どこを注視して良いかわからない感覚におちいるのです。どこかにフォーカスがあっており、それ以外が背景的になっている映像(音)の方が注視すべきところが明確でわかりやすいからかもしれません。しかし、何らかの楽器や声にフォーカスを合わせていくと、これまで強調感に隠れて感じられなかった繊細な音をしっかりと聴き取ることができ、いつも聴く曲の中から初めて気がつく音を感じることができます。どこかの音域に強調感を持たせた際にも同様の感覚を持つことはありますが、それが自分がフォーカスした全帯域に渡って感じられるという、今までのイヤホン・ヘッドホンでは達成できなかった全く新しい音楽体験です。
ZE8000 MK2では、イヤホンの内部構造・デジタル信号処理・イヤーピースをそれぞれを見直すことにより、ZE8000と比べてより微細な音に対しても8K SOUNDが感じられるようになっており、また8K SOUNDの世界に入りやすくなっています。
オーケストラに没入できる「8K SOUND」
従来のイヤホンでは、振幅周波数特性において特定の周波数にピーク(強調)を持たせるような音質設計がなされていることが多く、オーケストラのように極めて多数の異なる音色を有する楽器群で構成された音楽の録音は聴きづらい場合が少なからずありました。例えばトランペットが強調され過ぎて大きく聴こえるのに対して、オーボエが少しボケて小さく聴こえるなど、作曲家や演奏家が意図した楽器間のバランスが再現されにくいという課題がありました。
ZE8000 MK2では、極めてフラットな音質特性を持つ8K SOUNDのため、オーケストラを構成する各楽器間のバランスを損なうことなく、各楽器独自の音色を忠実に再現できます。さらに、オーケストラのある楽器に焦点をあてて、その音を意識的にピックアップして聴くということも容易になりました。目を閉じると、コンサートホールのステージ上にオーケストラが広がって聴こえるような没入感をご体感いただけます。
普段からイヤホンで音楽聴取をされている場合は、自然と強調された音を探す聴き方に慣れていることが多く、自ら聴こうとする聴き方になれるまでには少々時間がかかることがあります。ZE8000 MK2では、この順応するまでの時間が短縮される音質設計にもなっています。
ノイズキャンセリング/外音取り込みの4つのモード切り替え
通常の「ノイズキャンセリングモード」に加え、「ウインドカットモード」「ながら聴きモード」「ボイススルーモード」の4パターンのノイズコントロールモードに加え、さらに「ノイズコントロールOFF」の選択が可能です。ZE8000 MK2では、イヤホン本体の遮音性能が向上しているため「ノイズコントロールOFF」を新たに追加しました。
「ノイズキャンセリングモード」・・・周囲のノイズを低減させて、再生音を聴き取りやすくします。通常はこの設定になっています。
「ウインドカットモード」・・・イヤホン本体のマイクに風があたるノイズ「風吹かれ音」を低減させて、再生音を聴き取りやすくします。
「ながら聴きモード」・・・音楽の再生音量はそのままで、周囲の音が聴こえるようになります。足音などの小さいはずの外音も大きく再生されてしまうといった不自然さを解消し、イヤホンを着けていないときと比べても違和感の少ない自然な外音取り込み機能です。ランニングや仕事をしながらなど、周囲の音を確認しながらBGMとして音楽をお楽しみいただけます。
「ボイススルーモード」・・・音楽の再生音量を自動的に下げて、周囲の音を聴きやすくします。電車のアナウンスなど、外の音を一時的に聞く時に有効です。また、イヤホンを外すことなく会話することも可能です。
「ノイズコントロールOFF」・・・ノイズコントロール機能をOFFにします。
※ご使用いただくには専用アプリ「final CONNECT」によるソフトウェアアップデートが必要です。
快適な装着感のためのセパレート設計
イヤホン装着の快適さは耳に挿入する部分のサイズ感で決まります。一般的に、完全ワイヤレスイヤホンは筐体内部にバッテリーや基板が収納されているため、本体形状は大きくなりがちです。そうしたイヤホンを装着すると、内側から耳を圧迫し疲労が蓄積してしまいます。ZE8000 MK2は耳に装着する部分をできるだけ小さくするために、基板やバッテリーを装着部分から独立させたセパレート設計を採用しました。
新機構「シールドフィン」採用の新設計イヤーピース
ZE8000 MK2専用イヤーピースは、耳に触れる部分の全てにシリコンで覆われる設計で、耳に優しくフィットすると同時にしっかりと保持され、脱落しません。さらに新機構「シールドフィン」が2箇所に採用されており、初期モデルに比べて遮音性と装着性を向上させています。イヤーピースは最適なフィットのためにSS/S/M/L/LLの5サイズを同梱しております。
「ボリュームステップ最適化」により最適な音量調整が可能
音楽を聴くのにちょうど良い音量を選択できることは、イヤホンを使う上で非常に重要な要素です。わずかにズレても気になるものです。しかし一般的なスマートフォンの音量操作では、1ステップ毎の音量変化が大きく、細かな音量調整をすることができません。最大音量や最小音量に近づくほどステップ毎による音量の変化量は大きく設定されています。そのため深夜に自宅で小さな音量で使用する際に細かく調整したくても好みの音量に設定できないことがあります。また電車内で大きめの音量で使用する際、1ステップ上げると大きすぎ、下げると聴こえにくくなるという状況も発生しがちです。
ZE8000は専用アプリ「FINAL CONNECT」から「ボリュームステップ最適化」を実行することで、使う方がちょうど良いと感じられる音量付近のボリュームステップを細分化。細かな音量調整が可能になり、適切な音量で聴く快適さを実感することができます。また、ZE8000 MK2では全体設計の見直しにより最大音量は5dB向上し、より好みの音量で聴きやすくなりました。
8K SOUNDのためのデジタル信号処理技術
一般的なFIRフィルターを用いて周波数領域と時間領域での補正を行なった上、複数のデジタル信号処理技術を独自に組み合わせることによって、高精細で滲みのない「8K SOUND」を実現しています。ZE8000 MK2では初期モデルに比べて、微細な音でも鮮明に8K SOUNDを感じることができるようになりました。
AB級アンプ&薄膜高分子積層コンデンサ搭載
ワイヤレスイヤホンでは採用例の少ないAB級アンプを搭載。音楽信号の歪みの低減だけでなく、S/N比※も向上し、静寂から音が素早く立ち上がるサウンドをご体感いただけます。 また、アンプ出力部には、薄膜高分子積層コンデンサ(PMLCAP)を搭載。通常、完全ワイヤレスイヤホンにこのような高価で大型のコンデンサを採用することは極めて異例ですが、音質を最優先に考え、アンプ部の歪みを抑えるために採用しています。
Qualcomm® Snapdragon Sound™に対応
Qualcomm®の新たなオーディオプラットフォームであるSnapdragon Sound™に対応。aptX Adaptive(24bit/96kHz)により、ハイレゾ音源を高音質かつ低遅延でお楽しみいただけます。 ※Snapdragon Sound™対応端末とのペアリングが必要です
ビームフォーミング機能搭載
充電ケースのふたを開けるだけでペアリングが開始される「オートペアリング機能」を搭載。耳に装着したらすぐに音楽を聴くことができます。また、充電ケースに本体を収納してふたを閉めると自動で電源がOFFになるため、電源の切り忘れがなく安心です。
IPX4の生活防水対応
急な天候の変化でも安心な生活防水IPX4対応。雨の日やスポーツ時にもストレス無くご使用いただくことができます。
専用アプリに対応
専用アプリ「final CONNECT」をZE8000 MK2とペアリングする端末にダウンロードしていただくことで、イヤホンの電池残量確認などのベーシックな機能のほかにも、ZE8000 MK2ならではの以下の機能をご使用いただけます。
また、ファームウェアのアップデートによる新機能の追加も予定しています。
<final CONNECTでできること>
・ノイズキャンセリング/外音取り込みの4つのモード切り替え
・簡単にプロのエンジニアような音質調整が可能な「Pro イコライザー」の設定
・自分の最適な音量にピッタリ調整ができるようになる「ボリュームステップ最適化」の設定
・音声ガイダンスの言語切り替え(日本語/ 英語)
・「8K SOUND+モード」への切り替え
・タッチ操作無効モードへの切り替え
・マルチポイントの設定/切り替え
詳しくはこちらから
付属品
充電ケース・ZE8000MK2専用イヤーピース SS/S/M/L/LLサイズ・USBタイプC 充電用ケーブル・アコースティック治具・ダストフィルター
※充電ケースを充電する際は付属のケーブル以外は使用しないでください。
通信方式 | Bluetooth® 5.2 |
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対応コーデック | SBC、AAC、Qualcomm® aptX™、aptX™ Adaptive |
連続音楽再生時間 | イヤホン本体:最大5時間 / ケース込み:最大15時間 |
充電時間 | イヤホン本体:約1.5時間 / 充電ケース:約2時間 *急速充電:5分で45分の音楽再生 |
バッテリー容量 | イヤホン本体:54mAh / 充電ケース:420mAh |
防水性能 | IPX4 |