final
VR2000 for Gaming
ゲームの世界に没入することができる圧倒的な空間表現が特長のゲーミングイヤホン「VR3000 for Gaming」。その兄弟機となる「VR2000 for Gaming」が誕生しました。
一般的なゲーミングイヤホンやヘッドホンの多くは、過度に強調感を持たせた音色により、効果音による驚きを演出するため、コンテンツへの集中力は断続的になりがちです。
また、強調感された音同士が重なりあると、それぞれを聴き分けることは困難となり練習の成果や能力を発揮するのが難しい場合もあります。
finalでは、独自の音響工学の研究成果により、それぞれの効果音が明瞭に聴こえ、且つ効果音同士が重なった場合でも分離させて聴き分けることができる音質設計を開発。
その結果、高い集中力を保ちながら、効果音に素速く「反応」することが可能になりました。
対戦格闘やFPS、音楽ゲームなど、特に競技の世界においては、効果音へ「反応」する瞬時の判断こそがプレーヤーの勝敗に大きな影響を与えると言っても過言ではありません。
「VR2000 for Gaming」は勝利にこだわるプレイヤーのために開発された本格志向のイヤホンです。
ゲームやVRの3D空間に配置された効果音の「明瞭さ」「聴き取りやすさ」にフォーカスした飛び抜けてクリアな音質
「VR3000 for Gaming」は、finalがこれまで進めてきた、ヘッドホンやイヤホンによるイマーシブ・バイノーラルサウンド再生において、制作者の意図通りの音響空間印象を再生するためのトランスデューサーに求められる音響物理特性の研究に基いて開発しました。
一方、「VR2000 for Gaming」では、この研究から得られた空間音響における距離感の知見に特に着目するとともに、finalが進めているヘッドホンやイヤホンにおける音色再現の研究から得られた知見をさらに加えて、ゲームサウンドの中に含まれるオブジェクト音をより聞こえやすくすることを目的として開発しました。
この結果、「VR2000 for Gaming」では、「VR3000 for Gaming」の空間音響特性をベースとしながらも、ゲームプレイで要求される「きっかけとなる音に素早く反応すること」をより容易にすることができています。
※「イマーシブ・バイノーラルサウンド」:前後・左右・上下の任意の三次元方向での音像定位や音空間の広がりを特徴とする三次元音響をイヤホンやヘッドホンで聴くことを可能とするバイノーラルサウンド
設計、部品、生産技術、全てを見直したfinal完全新設計のドライバーユニット「f-Core DU」(エフコアDU)搭載
この価格帯ではありえない高音質を実現するため、海外に新たな拠点を設け、振動板・ボイスコイル・磁石・磁気回路・各部接着剤などのドライバー部品、また生産機器までも新設計し、完全新設計の6mmφダイナミックドライバーユニット「f-Core DU」を開発しました。 ドライバーフロントハウジングの素材は、一般的なアルミニウムよりも磁力の影響を受けにくく且つ比重の高い真鍮を使用しています。 振動板の時間応答性能を高めるために、ボイスコイルは30μの超極細CCAWを使用し、最小限の接着剤で組み立てることで可動部を徹底的に軽量化しています。 さらに振動板は、通常の1/3程度の小ロットで丁寧にプレスすることによって、圧力の偏りを最小限に抑え、歪みのない均一な振動板の成形を実現しました。
筐体、イヤーピース、ケーブル、イヤーフック全てを新色の「DARK OLIVE」カラーで統一
finalでは珍しく色味のある製品で、筐体、イヤーピース、ケーズル、イヤーフック全てを「DARK OLIVE」カラーで統一。 目を引くクールなカラーリングながら、遊び心あふれる一品となっております。
左右判別をしやすくする、軸色違いイヤーピース
音導管部分と耳に触れる部分とで硬度が異なる2種類のシリコン素材を採用しております。 音導管部分には、耳に触れる部分に比べて硬度が高めのシリコンに溝加工を施すことで強度と柔軟性を両立し、耳に触れる部分には柔らかいシリコンを採用することで、快適な着け心地と高い遮音性を実現しました。 軸色を片方はグレー 、もう一方を赤にすることでイヤーピースを少しめくって軸色を確認することで、 薄暗い場所でも左右の見分けがつきやすくなっております。 さらに、隣のサイズの軸色が異なる(グレー軸は濃いグレーと薄いグレーの交互、赤軸は赤とピンクの交互)ので、サイズの判別もしやすくなっています。
カスタマイズしたかのような装着感
「VR2000 for Gaming」では、「B series」の開発で確立したIEMの最適解である筐体設計をベースに、より優れた装着感を実現しています。 イヤホンの装着感が優れているか否かは、圧迫感で決まります。人間工学を謳い有機的な形状を選択するなど、シリコンの反発力で保持する方法は一見正しく見えますが、常に耳に力がかかることとなり、気付かない内に耳へ負担を掛け、疲労が蓄積します。 有機的で大きな面で耳に接する形状に比べ、接触面積を限定する形状により、圧迫感の無い装着感を目指しました。「VR2000 for Gaming」の筐体は3点で保持することにより安定した装着感となります。下の図のピンク色の部分(耳のポケット)のいずれか1点と、緑色の部分(イヤーピース)の1点、青色の部分(耳珠)の1点の合計3点となります。そのため、多くの方の耳に適合します。 接する点全てに圧迫感が無ければ、これほどイヤホンの装着は快適なのかと感じて頂ける、まるでカスタマイズイヤホンであるかのような優れた装着感となっています。
ケーブルタッチノイズを解消するイヤーフック(ロック機構付き)
イヤーフックはタッチノイズの減少に有用で、装着頂くと歩行時にケーブルと身体が触れることで発生する不快なごそごそ音(ケーブルタッチノイズ)が劇的に減少します。 当社のイヤーフックは、一般的なイヤーフックよりもスリムで、ワイヤーや樹脂の入ったケーブルに比べて異物感がなく、掛けていることを忘れる快適さを特長としています。しっかりとケーブルに固定可能な、ロック機構付きタイプ(Bタイプ)です。
付属品
イヤーピース(TYPE E 5サイズ)、イヤーフック(TYPE B)、専用ポーチ
型番 | FI-VR2DPLDO |
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筐体 | ABS |
ドライバー | ダイナミック型 |
ケーブル | OFCブラックケーブル |
感度 | 102dB |
インピーダンス | 18Ω |
質量 | 20g |
コード長 | 1.2m |