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A6000
新たな音質評価法の成果
Aシリーズの開発は、音質と物理特性の関係を分析し、新たな評価法を確立することから始まり、その成果がフラッグシップイヤホンA8000として結実しました。私たちは、様々なクオリティで録音された音楽を、様々な音量で聴きます。しかし、従来の評価法では、音圧などを固定した条件で主観評価を行なうことが一般的であり、実際の製品試聴に即した良い音を判断することが困難でした。A6000では、実際の音楽聴取状況に沿った新たな評価法を採用し、音作りを行なっています。
自社開発ドライバーユニット「f-Core DU」搭載
振動板、ボイスコイル、磁石、磁気回路、各部接着剤などのドライバー部品、さらには生産機器までも自社で設計し、完全新設計の6mmφダイナミックドライバーユニット「f-Core DU」(エフコアDU)を開発しました。ドライバーフロントハウジングの素材には、一般的なアルミニウムよりも磁力の影響を受けにくく、比重の高い真鍮を使用しています。振動板の時間応答性能を高めるために、ボイスコイルには30μの超極細CCAWを使用し、最小限の接着剤で組み立てることで可動部を徹底的に軽量化しています。さらに、振動板は通常の1/3程度の小ロットで丁寧にプレスすることにより、圧力の偏りを最小限に抑え、歪みのない均一な振動板の成形を実現しました。新開発「ステンレスマウントフレーム」を搭載した特殊筐体
フラッグシップモデルであるA8000は、ドライバーの性能を最大限に引き出すためにステンレス筐体に直接固定されていました。A6000では、「f-Core DU」を保持するためのステンレスマウントフレームを新開発。軽量な樹脂筐体により快適な装着性を実現しながら、同時に内部の金属フレームによって筐体の剛性を高め、ドライバーを強固に支えます。それにより、音の粒度が極めて細かく、一音一音の輪郭が鮮明に感じられる音質を実現しました。
質感と機能性を両立した「ハードグレイン加工」
樹脂筐体表面には、独自の「ハードグレイン加工」が施されています。グレインとは「粒子」という意味で、特殊加工により筐体の表面に細やかな陰影を与え、剛性を高めるとともにキズや指紋汚れを防ぎます。
新設計2PINソフト単結晶銅ケーブル
優れた導電性を持つ単結晶銅を採用した取り回しの良い2PINケーブルを新たに開発。高い解像度と柔らかい質感を両立したサウンドを実現しました。
最適な装着感を実現するイヤーピース
本製品の音質を最大限に引き出すため、より開口部の広いイヤーピース「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」を同梱しております。
音導管部分と耳に触れる部分とで硬度が異なる2種類のシリコン素材を採用。音導管部分には、耳に触れる部分に比べて硬度が高めのシリコンに溝加工を施すことで強度と柔軟性を両立しています。SS/S/M/L/LLの5サイズを同梱しておりますので、お好みによってお選び頂けます。
シリコン製キャリーケース
ケーブルを丸めて手軽に収納することができるシリコン製キャリーケースです。イヤホン本体はドーム状の薄いシリコンの蓋でソフトに固定されます。
付属品
シリコン製キャリーケース、イヤーピース(TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様 5サイズ)、イヤーフック(TYPE B)筐体 | ABS樹脂 |
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ドライバー | ダイナミック型(f-Core DU) |
コネクター | 2PIN |
ケーブル | ソフト単結晶銅ケーブル |
感度 | 101dB |
インピーダンス | 18Ω |
質量 | 24g |
コード長 | 1.2m |
音質 | 高い解像度と柔らかい質感を両立したサウンドを実現。音の粒度が極めて細かく、一音一音の実在感が感じられる音質 |